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05/04 『とある魔術の禁書目録4』 著者:鎌池和馬/電撃文庫
05/03 『白人萠乃と世界の危機 メイドinヘヴン』 著者:七月隆文/電撃文庫
05/03 『白人萠乃と世界の危機』 著者:七月隆文/電撃文庫
2005/05/04(水)とある魔術の禁書目録4
(刊行年月 2004.12)★★★★★★☆☆☆☆(6/10)
[著者:鎌池和馬/イラスト:灰村キヨタカ/メディアワークス 電撃文庫]→【bk1】
ぐはぁ〜。前巻の目立ちっぷりで小躍りしたビリビリ小娘、今回また見せ場殆ど無し
(複雑な状況下の違う意味では大いにあったかも知れないが)で終わってしまった。そ
の上最近ほったらかし気味な扱いが気になってたインデックスまで、こんな端役以下の
扱いなのか。“とある魔術の禁書目録《インデックス》”なのにこれで良いのか!?
うむむ……その足りない分を神裂と土御門が当麻と行動する事で埋めてたのだろうし、
実際入れ替わりの魔術による仕掛けは結構面白く読めたのだけど、魔術が効いてしまっ
たメンバーの大部分が途中からじっと置き去りにされていたので素直に満足出来ずで。
ああでも「神裂って誰?」とか「土御門ってどんな奴だったっけ?」など、素で忘れ
てた自分の記憶もどうなんだろうと呆れましたが、それって巻によって焦点当たる頻度
の落差が激し過ぎるキャラが多いせいだとも思うのですよね。いつかの巫女さんもそろ
そろフォローしてあげないと、今回の神裂みたく「誰?」ってなってしまいそうだ。
既刊感想:1、2、3
2005/05/03(火)白人萠乃と世界の危機 メイドinヘヴン
(刊行年月 2005.04)★★★★★★★☆☆☆(7/10)
[著者:七月隆文/イラスト:しろ/メディアワークス 電撃文庫]→【bk1】
なんていうかもう萠乃たん風に言うと「アホですよねえ!?」(誉めてます) 非常
に濃いエロゲヲタ臭に2ch臭にと、「何でそこまでやるのか……」と思わず引き止めた
くなるような、前巻より更に読む人間をわざわざ狭めてしまっている内容。あ〜でもな
ぁ……物凄く悔しいんだけど、吹き出し具合が前巻を遥かに凌駕していたと思わされた
時点で負けですよ負け。もう負けでいいや(電車の中に持ち込まなくて良かった)。
タイトル、正しくは“白人萠乃と世界(の中にひっそりと佇む萠乃たんの平穏な日常)
の危機”じゃなのか。まあ既に危機どころか散々汚されまくっているのだけれど。まず
続編刊行決定に驚かされ(たと思う多分新刊時期に読んでた人は)、本編内容に再び唖
然とさせられ、更にあとがきで呆然とさせられる連続攻撃。AV=エーファイブってく
らいだから当然5人目(の変態さん)も控えている筈なので、有り得ない可能性の方が
高そうなのにどうしても妙な期待を抱かずにはいられない続編で止めを刺してくれ。
既刊感想:白人萠乃と世界の危機
2005/05/03(火)白人萠乃と世界の危機
(刊行年月 2005.01)★★★★★★☆☆☆☆(6/10)
[著者:七月隆文/イラスト:しろ/メディアワークス 電撃文庫]→【bk1】
なんか初っ端からいきなり置いて行かれてしまったので「もしかして物凄くやべぇも
ん掴んじまったか?」なんてかなり引いてしまったのだけど、萠乃のツッコミが調子付
いて来るに連れて大分マシに読めるようになってた。読む前にイメージしてた、“萌え”
を適当に放り込んだエロゲシナリオっぽいコメディとは方向性が違っていて、これは電
撃的には『ドクロちゃん』タイプかな? 萠乃たんと桜くんがもろに被って映る。
萠乃のキャラクターも事前に想像してたのとは大分掛け離れてたなぁ。状況に抗えな
い気弱さで流されまくりな性格だと思ってたのが、実際にはツッコミ役の弄られキャラ
だったとは。まあ内容がアレなもんで、萠乃のツッコミ以上に読んでるこっちが色んな
箇所で激しくツッコミまくりたい気分だったけど。それでも血管ブチ切れそうなくらい
必死な萠乃たんのツッコミと、全く効き目が無い周囲の変態どもの掛け合いに吹き出し
てしまう事も度々あったので、楽しめていた……のか……なぁ?(認めてしまうのに抵
抗があるのは何故だろう) あとがきの仕掛けは「やりやがったな〜」という感じでち
ょっと良かったです。あと巻末に掲載されているアドレスを辿ってみると……。
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